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今年1年、いろいろなことがありましたが、来年はもっともっとよい1年にしたいですね。 さて、12月26日(月)にBE研究の最終報告会がありました。 今年のテーマは、 ・ストック型社会の都市基盤を提案する ・新しい在宅医療機器を提案する、大阪の中身を考える ・~二十一世紀の予言~ 安心安全社会のシナリオを作る ・オープン・イノベーションの活用による 新規テーマ創出・新規ビジネス創造 ・阿南市の地域資源と関西圏中小企業のものづくりを融合しニュービジネスの創成 ・表面に出ない業界を活性化するにはどうしたら良いのか? などなど さまざまなテーマで4月からの9ヶ月間、取り組んできました。 漠然とした問題から適切に問題設定を行うところに力点を置くもの、ある程度のフレームが与えられた中でテーマを深掘りするもの様々な課題を準備しました。 課題の性質が異なるので最終成果を横並びで評価することはできませんが、課題を進めていく中ででてくる問題(時にはその問題すらも見えないこともあったと思います)に対して、苦悩し、時には絶望しながらも、グループメンバーとのディスカッションの中で乗り越えてくれたのは共通していたことと思います。 このBE研究でもがいた経験を修論、そして、社会に出た後に活かしてくれることを楽しみにしています。 (松村) ![]() ![]() 阿南市役所の鈴江課長補佐から有益なコメントを頂戴しました ![]()
11月末から12月初旬にかけて、阿南市役所の協力の下、市内の小学校2校で防災教育を実施してきました。 9月に行った災害経験の伝承のヒアリングをもとにして「生活防災」の観点から教材化したものです。 ヒアリングを行ったM1の加藤君、西田君、4年生の藏重君を中心として、授業を行いました。 教材化といっても、ヒアリングの内容を単にまとめるだけではなく、かといってもしかの時に避難行動を伝えるだけではなく、毎日の生活のなかにこそ防災を考える視点があるということをどうやったら児童に伝わるのかを深夜まで議論しながら、教材化をすすめてきました。 45分の授業、2コマですが、準備の時間は10倍以上はかかっていたと思います。 本番を迎えて、初めての小学校での先生役で最初は、緊張気味でしたが、児童にも助けられて、授業を終えることが出来ました。 教育スキルとしてはまだまだ改善の余地はあったものの、授業後の感想シートをみると、われわれが伝えたいことは伝わった感触を持つことが出来ました。 関わった学生にとって、自分の思いを他者に伝えることの難しさと喜びを感じることが出来る貴重な機会になったと思います。 (松村) ![]() ![]()
前回紹介したビジネスエンジニアリング基礎のつづきです。 今回の講師は後藤芳一先生で、1学期は大学院生向けの講師をお願いしたのに引き続いて2回目です。 学部生向けということで、話題のボーイング787から始まって、これをどういう視点で見るのか。もちろん、 技術的な観点から見ることも出来るし、 製品として航空機会社とメーカーの企業の関係の観点からも見ることが出来る。 さらには、その787を市場に投入することによってどのような航空路線の再編や事業運営が可能になるのかという観点からも見ることも出来ます。 こうした話題性のある所から入って、個別技術から事業モデルへの重要性についてモデル化を説明していただきました。 様々な具体事象に終わるだけではなく、概念化しないと応用できないということと同時に、概念モデルだけを知っていて具体的な事象を知らなければ、机上の空論に終わってしまう。 両方を考えていくことの重要性と難しさを痛感しました。 また、就職の選択肢として経済産業省のように、ルールを作る側の話も興味がそそられました。通常は、プレイする選手(高度な技術を開発する技術者、売れる商品を作る開発者など)に目がいきがちですが、それだけではなく、そのルール、枠組みをつくり、運用する政府の役割として理系の人間がもっともっと必要ではないかと思います。 ビジネスエンジニアリング専攻の学生の進路も多様化が進んでいって欲しいと思います(目標は共有しながら)。 そうした意味では、経済産業省のキャリアを歴任され、具体的な事象と概念モデルを提示しつつ、様々な枠組みを作られてきた後藤先生のお話はとても説得力を持って、学生達も聞くことが出来たのではないかと思います。 (松村) ![]() 麒麟の図を前に講演される後藤先生 ![]() 聴講する学生諸兄
2学期に工学部3年生むけに総合科目Ⅳ(ビジネスエンジニアリング基礎)という講義をオムニバス形式で行っています。 大学院で受ける講義のエッセンスをBE専攻教員や外部の先生方をお招きして話しています。 10月19日は当専攻の招聘教授をお願いしている倉田薫先生に 「地方分権改革から地域主権改革へ-その経過と展望-」 というタイトルでお話しいただきました。 今、地域がおかれている現状とこれからの向かうべき道筋を理系の学生にもわかりやすく順をおって説明されました。 特に、上下関係ではない国とのパートナーシップ、住民との協働のまちづくりには、さまざまな苦労があり、それを地域にとってよい方向に変えていこうとするリーダーシップは力強さを感じました。 ケネディ大統領の就任演説のなかの "And so, my fellow Americans:/ ask not/ what your country can do for You/-Ask what you can do for your country." に強く心がひかれたそうです。 そこで「あなたは地域のために何ができますか」を掲げて当選した市長選。 感慨深いものがあったと思います。 聴講した学生からも積極的な質問が飛び交い、刺激を大いに受けたことと思います。 (松村) ![]() ![]()
久々の更新です。 私の本棚、第9回目は小路幸也の「マイ・ブルー・ヘブン」です。ベストセラーの東京バンドワゴンシリーズのスピンオフの話です。 東京バンドワゴンは、東京の下町で古本屋を営んでいる一家の現代にいきる人情の話を書き綴ったものです。 読後感がほっこりして、とてもいい気持ちになれます。 この「マイ・ブルー・ヘブン」は古本屋の主人の勘一の若かりし頃、戦後間もないころが舞台です。いろいろいい場面があるのですが、私がグッときたのは次のフレーズです。 ------------------------------- 「それをね。草平さんは今のようにねぇ、懇々と諭すわけですよ。何かを得た人間は、その得たものをどう使うかで値打ちが決まるとねぇ」 十郎さんは少し照れ臭そうに微笑み、またご飯をかき込みました。 ------------------------------------------------------ 英会話にしろ、資格にしろ、何かを身に付けよう、身に付けようとする風潮があふれています。確かにそれ自体は悪いことではないのですが、どう使うかが問題です。はたして、そこまで考えているでしょうか。また、身に付けたときに、どう使うかを考え、実践しているでしょうか。 身に付けた知識を自分のためだけにしか使えない人間は、そこまでの人間だということでしょう。 大学院でいろいろなことを身に付けていますが、それをどう使うかでその人の値打ちが決まってくることをハラに入れておく必要があると思います。 大学院生の頃、アフリカを旅行しているときに 「おまえは日本でうまれてラッキーだよな。いろんなところに行けて、いろんな勉強ができて」 といわれたことを思い出しました。果たして今の自分が得たもの以上のものを返しているか自問自答する日々です。 (松村)
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